床工事をする際の下地調整を解説します。
塩ビタイルのような比較的硬い建材であっても、下地が悪いと、想像以上にその悪い状態を素直に拾っていまいます。
「悪い状態を拾う」とは、ざっくり言うと「凸凹する」と言う事です。
それを防ぐために専用の下地補修材を使って下地の悪い部分を調整します。
例えば、一見すると平らに仕上げてある様に見えるモルタル床であっても、意外と「床の不陸(凹凸)」が激しい部分があります。
その場合は下地調整が必要になります。
【事例1】パーテンションを撤去した跡を下地調整
事務所の床を下地調整した事例です。
状況は、パーテンションを撤去した結果、その跡にクッションフロアがなく、下地のモルタルが見えていました。
下地の状態はガサガサがしていました。
そこで、下地調整をしてから、クッションフロアがない部分に同じクッションフロアを貼りました。
(ちなみに、この現場は私が床工事をし、その時使った建材がたまたま残っていたので「同じクッションフロア」で貼ることができました。)
ガサガサな下地でしたが、専用の下地補修材(セメントの親戚みたいなもの)を使って、きれいに平らにすることができました。




【事例2】店舗のモルタル床を下地調整
店舗で、モルタル床を下地調整した事例です。
塩ビタイルをモルタル床に直貼りする前に下地調整をしました。
そもそも、このモルタル床は上に何か別の仕上げ材(タイルカーペットなど)を貼ることを前提で作ったと思います。
モルタルの状態にムラがあり、少し粗い仕上がりでした。
しかし、このお店は、その床をそのまま使っていました。
このような状態を完全に平らにするのは現実的ではありません。
時間もコストも掛かり、勿論その間は営業もできません。
仕方がないので最低限の下地調整にとどめました。
下地調整をやらないと塩ビタイルの様な「硬い建材」の場合でも上手く収まらないからです。
ちなみに、完璧に平らにするには左官屋さんを入れて床を仕上げ直すか、コンパネなどで改めて床を作るしかありません。



お店のオーナーさんは仕上がりに満足してくれました。
その結果、別の店舗でも同様の依頼がありました。
そして、この記事を書いて言うのも何ですが、ポリバレンテは店舗や事務所での工事はしません。
ごめんなさい。

※詳しくは「店舗・事務所はやりません」をご覧下さい。
いろいろと事情があったので、今回は特別に工事を請けました。
まとめ
床の下地は、素人目には問題ないように見える状態であっても、いざ床材を貼ると、その悪い状態が目立ってしまいます。
理由は、下地が悪いことは勿論ですが、床材の表面がフラットだからです。
フラットな表面は下地の悪さを目立たせます。
だから、きれいな下地に床材を施工しないとダメなんです。
床の下地調整には、施工料金とは別途費用が掛かりますが必要な作業です。
費用は量にもよりますが、5000円から30000円ぐらいと予想します。
改めて下地を作り直すより格安です。
職人に直接依のポリバレンテなら安心で確実です。
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