素人が「部屋に貼ってあるタイルカーペットを一旦外し、また戻す。」という場合に「やるべきこと」と、何も考えずに外してしまった場合の「解決策(貼り方)」を解説します。

外す前に番号を付ける

タイルカーペットを外す前に、「やるべきこと」は、部屋の周囲(壁際など)に貼ってあるタイルカーペットに番号を付けましょう。これはプロでもやります。
番号はガムテープなどに書いてタイルカーペットに貼ります。
そして、部屋の周囲以外のタイルカーペットに番号を付ける必要はありません。全て同じサイズですから。

あらかじめ番号を付けないと、上手く戻せなくなります。「絶対に不可能!」とまでは言いませんが、難しいパズルのようになります。大変ですよ。

「もうすでに外してしまった。」と言う場合

「何も考えず、もうすでにタイルカーペットを外してしまった。」と言う場合は、今まで貼ってあった状態とは違う方法で貼り戻すことを勧めます。その具体的な方法は以下で解説します。

一般的なタイルカーペットの貼り方

まずはざっくり、一般的なタイルカーペットの貼り方を覚えて下さい。タイルカーペットを外す前は、ほぼこう言う貼り方をしていたはずです。一般的なタイルカーペットの貼り方は以下の通りです。
※とは言え、プロはもっとしっかり貼ります。あくまで素人向けの話です。

  • 部屋の真ん中にタイルカーペットを4枚並べます。
    このとき、部屋の中央にあるフローリングの溝のラインを利用して並べるのがコツです。
  • 最初に並べた4枚を基準にして、フローリングの溝のラインに合わせ、部屋の半分を貼ります。
  • 貼ったタイルカーペットに合わせて、残ったもう半分を貼ります。
  • そうすると、部屋周囲(壁際など)4辺にタイルカーペットが貼っていない部分ができます。
  • 部屋の周囲4辺はサイズに合わせて加工し、貼っていきます。
    ※タイルカーペットの加工の仕方は「タイルカーペットの加工の仕方」で解説しています。

フローリングの溝のラインに合わせて、部屋の真ん中にタイルカーペットを4枚並べます。

最初に並べた4枚を基準にして、フローリングの溝のラインに合わせて、部屋の半分を貼ります。

貼ったタイルカーペットに合わせて、残ったもう半分を貼ります。

【アドバイス】基準とするフローリングの溝のラインは

フローリングの溝のラインが部屋の真ん中にこない場合があります。基準とするフローリングの溝のラインは、「だいたい部屋の真ん中の位置」であれば十分です。多少ずれていても大きな問題ではありません。

素人にお勧めのタイルカーペットの貼り方

タイルカーペットを貼る際に、一番負担になるのが周囲に貼るタイルカーペットの加工です。そこで、素人の方に、「少しでも負担を少なくするため」のタイルカーペットの貼り方は以下の通りです。

  • 最初の4枚はフローリングの溝のラインに合わせるのと同時に、部屋の1辺に沿わせます。
  • 後は、一般的な貼り方と同様に、最初に並べた4枚を基準にし、フローリングの溝のラインに合わせて、部屋の半分を貼ります。
  • 一般的な貼り方と同様に、貼ったタイルカーペットに合わせて残りの半分も貼っていきます。
  • これで、タイルカーペットが貼っていない部分が部屋の3辺になります。(一般的な貼り方より、1編少なくなります。)

最初の4枚はフローリングの溝のラインに合わせるのと同時に、部屋の1辺に沿わせる。

後は、一般的な貼り方と同様に、最初に並べた4枚を基準にしてフローリングの溝のラインに合わせて、部屋の半分を貼ります。

一般的な貼り方と同様に、貼ったタイルカーペットに合わせて、残ったもう半分を貼ります。

残りの3辺の貼り方

残りの3辺の貼り方を解説します。
まず、「長い辺」である2辺を残っているタイルカーペットで貼ります。
そして、残った「短い1辺」は、新しいタイルカーペットを用意して貼ります。
※タイルカーペットの加工の仕方は「タイルカーペットの加工の仕方」で解説しています。

その際、無理に同じタイルカーペットでなくても構いません。タイルカーペットの色やデザインを変えると、アクセントになります。

また、部屋よっては、貼り始めを「長い辺」に合わせて貼っても良いです。その場合、「短い辺」に合わせて貼った時より、新しいタイルカーペットが多く必要になります。
また、必要な新しいタイルカーペットが多くなりますが、アクセントを2辺にするという応用もできます。

タイルカーペットの色やデザインを変えると、アクセントになります。(短い辺の場合)

タイルカーペットの色やデザインを変えると、アクセントになります。(長い辺の場合)

タイルカーペットの色やデザインを変えると、アクセントになります。(2辺の場合)

まとめ

タイルカーペットを外す場合はくれぐれも注意して下さい。手間はかかりますが、しっかり1枚々に番号を付けてから外しましょう。
そして、すでに外してしまった場合は、極力ダメージが少ない貼り方で賢く貼り戻しましょう。
また、アクセントを取り入れて新たな価値を生み出すのも一つの手段です。
頑張って下さい。

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